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ヴァイオリンの演奏家には難曲としてあげられることが多い無伴奏曲。かをりが演奏した24番は最も有名な作品で、僅か16小節の主題があらゆる技巧のために展開されています。
後の作曲諸家に「パガニーニの主題による変奏曲」として改作されていることでも有名。 一度聴いたら忘れることができない旋律は、多くの作曲家たちの創作意欲を刺激し、ベニー・グッドマンやイングヴェイ・マルムスティーンなどがこの旋律を自身の楽曲に取り入れるなど、クラシック界だけでなくジャズやロックミュージシャンにも影響を与えている。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1778年(一説では1781年頃)に作曲したピアノ曲。日本でも童謡「きらきら星」として「きらきらひかる お空の星よ」のフレーズが有名な作品。モーツァルトが教え子のために作曲したと言われており、愛らしく単純な主題から、変化に満ちた12の変奏が引き出される。全く無駄のないこの変奏曲は簡単に聴こえて、実はモーツァルトの曲の中で特に表現が難しいと言われています。
カミーユ・サン=サーンスが1863年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品。サン=サーンスの曲の中で最も人気の高い曲です。ピアノ伴奏版でも多く演奏されるこの曲は、ヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテに献呈された1曲。当時、聴く者全てを虜にしたという悪魔的技巧を持ったサラサーテに魅了された作曲家は多く、サン=サーンスもそのうちの1人といえます。スペイン出身のサラサーテにちなんだ情熱的で踊るような旋律が強く印象に残る楽曲です。サン=サーンスとサラサーテは、後にデュオを組んで2人で演奏旅行をしていることから、その親睦の深さが伺えます。
フリッツ・クライスラーが1905年に作曲したヴァイオリンとピアノのための楽曲。
「愛の喜び」と一対になる作品で、他代表曲「美しきロスマリン」を加えて3部作といわれています。憂いと哀愁を帯びたこの曲を、クライスラーと親交があったラフマニノフがピアノソロに編曲をしました。ラフマニノフによって、「悲哀」と「憧憬」の交錯が色濃く発揮され、この編曲は原曲に劣らず多くの人に親しまれています。
この映画ではラフマニノフの編曲版が演奏されます。
公生にとっては、病死した母親の思い出と重なって、胸の痛む曲でもあります。
フレデリック・ショパンのバラードは第一番から第四番まであり、ショパンが最初に作曲したこの第一番は彼の代表曲ともいえます。2015年世界フィギュアスケート選手権にて羽生結弦がSPで披露したのもこの曲。“バラード”とは「物語的、文学的な雰囲気の音楽的作品」という意味合いをもち、ショパンが作曲したバラードは、ポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩に霊感を受けて作曲されたといわれています。物語的、と題されているだけあり、作曲の動機となった物語が存在するようですが未だ解明はされていません。
このドラマティックな旋律に、公生はかをりへの想いと“物語”を描いて演奏しています。
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